「当面5年間はおじさんおばさんの同窓会参加型パワーに依拠して全国大会を乗り切り、その後は大阪の3人組の創造力に期待しよう」

名工業高校
藤川 秀一
総会での組織検討委員会からの提案に基づいての論議、結論としては「おおむね案を可決し、仮事務局の事務局長と財政担当の人選を含めて12月の全国委員会でさらに論議する」というものだったと理解します。私は、現全国常任委員会の下で2011年の名古屋大会・2012年の東京大会までは実現できるとしても、新しい「全国高生研」の下での2013年の大会は、今のペースで果たして実現できるのか、深い憂慮の念に囚われました。
熊本高生研からは、2008年の青森大会には50代の私の他に30代から40代前半の5名が参加し、09年の大阪大会には50代の正清・藤川の他に10名の20代から40代前半の人たちが参加しました。今熊本高生研が元気なのは、全国大会からもらったパワーのおかげだと思います。
今回の札幌大会の全体的な参加者の年齢構成をみると、確かに50代以上のおじさん・おばさんの参加者が多数を占めていますが、20・30代の参加者も結構いました。2013年大会が実現できなければ、そのような若手の人たちへの影響は計り知れないものがあると思われます。さらに2ないし3年に渡って全国大会が途絶すれば、もはや回復不可能となるかもしれません。まぁ大阪の3人組にとっては、それくらい徹底した方が新しいものが生まれてきやすいということかもしれませんが。
総会後大阪の井沼さんが「50代以上のおじさん・おばさんたちが同窓会に参加するみたいな気分で全国大会が成り立っている限り、全国高生研の未来は暗いですよ。」と、ぶつくさ言ってましたが、私は「おお、それ結構じゃない。大阪の3人組がこれからの全国高生研についての大きな見取り図(沖縄の比嘉先生の言うペーパーかな?)を描いて、それが全国の会員の賛同を得て実現できるまで、あるいは彼らを中心とした別の新しい「高生研?」が誕生するまでには、少なくとも5年くらいはかかるだろうから、それまでは50代以上のおじさん・おばさんたちがとりあえず同窓会参加型パワーで全国大会を実行していけばいいんじゃない」と、こころの中で密かにつぶやいていました。皆さんいかがでしょうか。