いざ行かん、北の大地へ!

 大阪高生研の牧口と申します。安藤さんから「巻頭を飾りなはれ」というありがたいお言葉をいただきましたので、謹んでお受けしたいと思います。

 全国大会には一昨年の青森大会から参加させていただき、その際に青森の皆さんに大変お世話になりました。その感動を1年間温めて、昨年の大阪大会では音楽班として大会テーマソングの「僕らに力を」を作曲させていただきました。青森大会の最終日に急きょお礼の意味も込めて作らせていただいた「北の森讃歌」も名曲(?)なので、いずれ機会があればお聞きください。

 学生時代から関西におりますが、もともとは北海道は稚内の生まれ、父の転勤で高校までは宮城県に住んでいました。高校時代、教育に疑問を感じ、2年の始業式の日に学校をやめ、1年間、雑誌で読んだ北海道の牧場で働かせてもらいました(結局はその翌年、復学することになるのですが)。そのご縁で今でも毎年北海道に行き、その牧場や、牧場で知り合った人との交流が続いています。

 ということですので、旅人から見た北海道の良さ、穴場やお薦めのスポットなどをご紹介できればと思っています。知り合いが新得で素敵なお宿をやっていますし、先ほどお話しした牧場でも、自前のお肉を使ってレストランを経営しています。

 それともちろん、北海道高生研の方々にはこれからいろいろとお世話になるかと思いますので、離れたところからではありますが、出来る限りの応援エールを送っていきたいと思っています。実はぼくは、高生研には数年前から関わっている新参者なんですが、高生研という場、ここに集う人たちから得られた多くのもので、自分は今までよりずっと豊かに生きているという実感があります。

 ぼくの勤務先は東海大学のチェーン店で、大阪の付属仰星高校といいます(今年のラグビー全国大会で優勝した東福岡高校との試合は、歴史に残る名勝負でしたよ)。札幌にも付属第四高校というのがあって、その教職員の皆さんに一人でも多く、全国大会に参加してもらいたいと考えています。そこで新たな出会いが生まれ、元気と勇気をもらい、お互いに新たな一歩を踏み出すことができればいいですね。

 それではみなさん、ともに協力し合い、北海道大会の成功を目指しましょう。これから、よろしくお願いいたします!