北海道大会への誘い

実行委員長  清水 和重

 全国の仲間のみなさん。
 春遅い北の国にもようやく桜の季節がやってきました。今年は異常気象のせいでしょうか、例年より一段と遅い桜の開花です。この次期、北海道では桜だけでなく色々な花が一斉に開きます。私が勤務している学校の庭にも、桜を初めライラックやチューリップが咲き始めています。道産子の私から見れば、見慣れた風景ですが、本州で生まれ育ったある同僚は、何もかも一斉に花開く北海道の春の風景にはビックリしたと言っていました。
 さて、高生研北海道大会まで三ヶ月を切りました。先週末の全国委員会では全国の仲間の熱い思いを感じ、改めて身の引き締まる思いで札幌に戻りました。
 思えば、教師になった1974年、初めて北海道で行なわれた第12回大会(全生研との最後の合同大会でした)に参加したのが、私の高生研との関わりのスタートでした。そして9年後の1983年の第21回大会を北海道で開催。常任委員として大会を運営する側として参加しました。
 それから数えて27年目、よもや自分が大会実行委員長として、三度北海道で大会を開催することになるとは夢にも思っていませんでした。私の教師生活の最後の大役かと思っています。
 第47回大会にあたる北海道大会ですが、事務局長の川原茂雄先生が述べているように、北海道では「つながり直し」「学び直し」そして「北海道らしさ」という基本方針を立てました。この三つの基本方針をもとに、今北海道では準備を進めています。「着々と」と言いたいところですが、実際のところは「四苦八苦」しながら、かつ「ドタバタ」としながらという感じです。
 それでも先に述べたように、全国委員会では全国の仲間の大きな励ましと期待を感じました。その思いがこれからの準備にどれだけ大きな力になっているか分かりません。本当に有難かったです。「これが高生研なんだなあ」と改めて感じています。
 全国の仲間のみなさん。
 この夏、「天然のクーラー」のきいた北海道・札幌での大会に是非参加されることを心から呼びかけます。食べ物の美味しさは保証します。爽やかな夏というものも体感できます。かつ、ドロくさいですが北海道らしい実践報告、企画も用意しています。
 今、様々な花や木々が花開いているように、今年の夏は札幌に高生研の大輪を咲かせましょう。
8月6日(奇しくも原爆記念日ですね)にお会いできることを楽しみにしています。