『高校生活指導』春号が校了しました


 消閑亭です。きのう、『高校生活指導』春号が校了しました。予定通り3月10日には発行されます。今号の目玉は、特集1の岡野八代(やよ)さんの巻頭論文「他者に応答するシティズンシップ教育へ」です。公共性はむしろ親密圏の中にこそあるという眼から鱗の論文です。公共圏は同質化していてやせ細り、家族のような親密圏の中にこそ他者性はあるというのです。他の論文も、この岡野論文を基に論を展開しています。小玉さんと高生研メンバーの座談会「他者に応答するシティズンシップの前提」も大変面白い座談会になっています。

 特集2は、編集担当の安藤さんが力説する「特集2は特集1の実践編」です。タイトルは「高校生が自分のこととしたテーマ」、つまり当事者性への接近のなかにシティズンシップ教育があるというわけです。

 札幌大会関係では、4人の方が札幌大会に向けての意気込みを語っています。オフィシャルな案内もあります。早いもので大会までもう半年をきってしまったのですね。今年の札幌大会はいつもより約1週間遅い期日設定となっています。今からやりくりを考えてみて下さい。ちなみに、私は、終了後に妻と北海道旅行を計画しています。

 今回は、消閑亭緩々日記は半分に切り詰め、その代わりに伊藤香織さんの「南船北馬・東奔西走」というコラムが入りました。とても面白いのでご期待下さい。

 この『高校生活指導』制作中に、「逸予(いつよ)亭B級評論」というブログを立ち上げました。消閑亭緩々日記のブログ版のようなものです。よかったらこちらの方もご覧になって下さい。

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グーグル、ヤフーなどでは、「逸予亭」でヒットします。           (消閑亭)