全国の仲間のみなさんへの手紙

                                  清水 和重 (札幌大会実行委員長)
 拝啓
 今や初夏の名物となった「よさこいソーラン祭」も終わり、ようやく北の街にも夏の日差しが感じられるようになった(と書いていたら、めちゃくちゃ暑い日が続き、暑さにぐったりしている)今日この頃ですが、全国の仲間のみなさんはお変わりなく過ごしていらっしゃるでしょうか。新聞によれば、はや沖縄は梅雨明け、本州は長雨ということで、小さな日本の国ですが、随分と季節感が異なることに改めて驚いています。
 さて、1983年の第21回大会以来、27年振りの北海道・札幌大会まであとわずかとなりました。この通信がみなさんの手元に届く頃は、おそらく1ヶ月を切っていることでしょう。現地である北海道高生研は、大会を成功させるために奮闘していますが、なかなか思うように準備が進んでいないのが実際のところです。それでも、全国常任委員会のみなさんや応援ブログ等で叱咤(?)激励してくれる全国の仲間のみなさんの声に支えられながら準備を進めています。
 思えば、教師になった1974年(第12回大会)に定山渓で行なわれた大会に初参加したのが、私の高生研人生の始まりでした。以来、36年間高生研と共に歩んできた私の教師人生でしたが、よもや定年を数年後に控えたこの時に、北海道で大会を、そして実行委員長をやるとは思いもしませんでした。振り返れば、第12回大会は川上信夫先生が、そして第21回大会は金倉義慧先生が実行委員長を務めました。今から考えるとお二人とも今の私よりずっと若い時に実行委員長をやっていたのですね(冷汗!!)・・・。
 ところで、全国の仲間のみなさん。大会の参加申込みはされたでしょうか?私の経験によると、参加しようと思っている人でも1ヶ月前に申し込む人は3割いないでしょう。(大阪は別です。大阪はエライ!)でも、夏の北海道行きを甘く見てはいけません。なにせ「天然のクーラー」のきいた、とても素晴らしい時期なのです。飛行機が満席なのは言うまでもなく、ホテルも満室になります。どうぞ、この通信が届いた翌日には申し込みと飛行機、ホテルの手配をして下さい。
 さて、札幌大会ですが、確かに札幌は人口的には「大都会」ですが、土地柄も、人も、そして生活指導の実践も、どこか泥くさいところがあるように思います。それは、北海道高生研の気質のようになっているような気もします。随分前にある全国常任の方から「北海道は何を考えているのか分からない」と言われた事を思い出します。決して私たちは、全国に反感を持っていたわけでもなく、アンチだったわけでもありません。ただ、泥くさいこだわりは持っていたようには思います。
今大会も、「つながり直し」「学び直し」「北海道らしさを活かす」を合言葉に準備を進めています。「何を今さら」とお思いの方もいるかもしれません。でも、それが「北海道らしさ」なのです。実践報告も、特別報告も、高生研の夕べも、みんな北海道らしく、泥くさく行ないたいと思います。8月6日、札幌サンプラザでお待ちしています。それまでお元気で。
                                           敬具