「残念ながら……」

沖縄は連日、うだるような暑さです。最高気温が32℃前後、最低が28℃(夜は熱帯夜
です)という日々です。クーラーがない教室もあり、そこで授業をする生徒たちと先
生方は汗だくです。僕の住んでるアパートにも冷房は入れてないので、毎晩汗びっしょ
りになって寝ています。冷房なしの生活が7年続いてるので、もう慣れてしまいまし
たが……….

1学期の成績判定会議も終わり、うちの高校は21日から夏休みです。僕は教員になっ
て7年目ですが、感じる事は、毎年ほぼ同じ事(テスト作成や成績処理、学期末反省
などの業務)をやっていて手順は十分わかっているはずなのに、いつもパタパタして
しまうのは何でだろ?という事です。
学校業務以外での出来事が飛び込んでくるからかな?という気がします。それは、ほ
とんどは生徒たちとの関わりでしょうね。悩み相談、授業中に質問出来なかった事、
追試範囲の確認、英検二次面接やスピーチコンテストの指導(僕は英語科なので)、
教科準備室での、生徒たちとのたわいもないおしゃべり(実はこれに一番時間を取ら
れてるかも?)等….夏休みに入っても講座やインターハイの仕事がつまってますが、
通常の授業がない分、少しは自分自身に対して使える時間が取れそうです。.

さて、今年、沖縄でインターハイ全国大会(美ら島総体)が開催されます。専門部の
先生方は、去年の暮れあたりから準備に向けてかなり忙しさが続いている様子でした。
そういう僕も今年度は男子バレー部の正顧問になったので(去年までの熱心に指導し
てくれた先生が異動した)、競技委員としてバレー部員たちと総体の運営をしなけれ
ばいけなくなりました。
冒頭で「残念ながら…..」とありますが、残念ながら楽しみにしていた北海道大会、
参加出来なくなりました。ごめんなさい。

田中容子先生の基調提案を読んで、僕の授業と生徒たちの実態にからめて様々な事を
考えました。【「授業」経営とHR経営に共通する事は?】【(田中実践の中の)「
生徒達の配慮」の背景にあるものは?】【生徒が「ケアを必要としている信号」と「
単なるワガママ」の見極めは?】等…..
また、【「皮膚感覚のように身につけてきていた授業へのアプローチを捨て去り」、
自分自身を「鍛えられた」と感じた】という部分に容子先生の柔軟さと懐の深さを感
じとりました。
機会があればこれらの事を学習会で話し合ってみたいと考えてます。

1学期終業前の連休中にこの原稿を書いてます。全国大会本番まで2週間足らずになっ
ているとおもいます。現地実行委員会の先生方を始め全国の実行委員、レポーター、
運営、参加する方々、そして
この大会に関わっていく皆さんたちのつながりと協力の下で、この大会が成功するよ
うに祈ってます。

晴天下の沖縄から