「早春の北海道に行ってきましたぁ!」 第2話

今田さんの実践講座が終わって夕食を食べに教職員センターを出ると、なんと街は完全に雪に覆われていた。札幌には何度か来たことがあるものの、このような雪景色ははじめて。夕食を食べに入った地下街から出るときには、雪はさらに強くなっており、思わず「ホワイトアウトやあ!」と叫んだら、地元民に「本当のホワイトアウトはこんな生易しいもんじゃない」とたしなめられた。
夕食が終わった6時からの2時間は、ベテラン南俊和先生の実践講座。3年間の担任の取り組みを綴った超大河ドラマをダイジェストにしての報告。むろん、ダイジェストにせよ2時間では時間が足りない。全国大会で7時間かけてじっくりと聞いてみたい実践だと思ったが、全国大会ではなぜか3時間半コースだそうである。もったいない! 
そんな実践講座の最中に、新潟で行商をしていた中村・佐藤から電話が…。千歳が大雪で飛行機が飛ばないらしい。このままだと羽田経由で翌日の昼着の可能性もあるという。欲張って新潟まで入れたのが間違いだったと、明日の午前中にやるワークショップを二人バージョンに変更する話をしはじめたが、間もなく遅れてそちらに着く旨の電話があった。
実践講座後、近くの居酒屋で交流会。自己紹介では「自分がどんな人物か?」という説明を入れるのが必須だったおかげで、北海道高生研の先生方の多士済済ぶりがよく分かった。この交流会から合流する予定だった中村・佐藤は11時半に札幌に着くという。交流会の宴も11時すぎにはお開きとなり、彼らを宿泊場所の札幌サンプラザホテルの近くの居酒屋で待つことになったが、北海道の井上さんと松村さんがいっしょに付き合って下さった。感謝!
いつまでもしゃべっていたかったが、明日もあるので2時ごろお開きになった。僕だけすすき野にホテルを取っていたので、タクシーで戻った。行き先をしっかり告げたのに、下ろされたのは系列の別のホテル。またもや「ホテル違い」に煩わされた。で、僕の泊まるホテルは、そこから歩いて10分ほどだという。すすき野の街は、午前2時とはいえ人通りが多くて賑やかなのはいいが、やはり足元が怖い。用心して歩いたつもりが、ホテルが見えて気が緩んだのか、ホテル前の交差点ですっ転んでしまった。部屋に入ってとりあえず寝た。(つづく)