もし『高校野球の女子マネージャー』が高生研教師にアドバイスを求めてきたら

安藤です。
やることに追われる日々なのですが、そんな時にかぎって浮気心が働きます。つい先日、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」の本を同僚から借りて読みました。ベストセラーであることと、ドラッカーの『マネジメント』自体を知らなかったのが切っ掛けです。その同僚の先生がHR通信に紹介していたのを見て、早速借りた次第です。
『マネジメント』を読むと言うよりは、その本のストーリーにはまって読んでしまったという感じです。まあ、面白かった。
女子マネージャーは、『マネジメント』を自分自身が置かれた高校の野球部に置き換えて、読み開こうとして実践していきます。その姿は、企業の経営者に重なりつつも、読んでいる自分自身が教師であることを強く意識させられました。
三重県では、県教育委員会が中心になって『学校経営品質』という取り組みをしています。その考え方のバックボーンは、このドラッカーの『マネジメント』と重なっているように思います。例えば、『経品』では「アセスメント」という言葉を使い、『マネジメント』では「マーケティング」ということばを使います。どちらも「顧客満足」を目指すのです。
読み終わる頃、私は別の思考の歯車が回り始めました。「もし高生研の会員が・・・・・たら」と。当然、高生研の組織問題に関することです。今の高生研に、ドラッカーの『マネジメント』を相対化してとらえることが出来るか気になり始めました。「同じ土俵ではない」といえるかも知れませんが、「同じ土俵だ」とも言えるように思います。相対化してこそ意味ある「組織」の議論に発展すると思うのですが、残念ながら現時点の私には、それらに言及出来る力と時間を持ち合わせていません。
先月の私の書き込みとかぶりますが、この話題、議論を交わして頂けませんか?