「北海道体験記2」

最近、沖縄では豪雨で大雨洪水警報が出たかと思うとカラっと晴れて蒸し暑くなった
りという日々が続いてます。梅雨時期独特の、わかりやすい天気です。例年、慰霊の
日(6月23日:沖縄県内の小中学校・ほとんどの高校が休み)前後には梅雨が明ける
ので、来週からは本格的な夏に突入しそうです。
さて、前回(5月19日掲載分)の、今年3月の北海道への修学旅行の話の続きを。
空港に朝6:30集合なのに6:30に起きたというKくん。僕を含めて引率の先生方をヤ
キモキさせましたが、なんとか7:10過ぎに現れました。彼に航空券を渡し、自分で機
内荷物持ち込み・搭乗手続きをするように伝えました。すると…..「先生、やばい!
あわててたんで修学旅行用の荷物を持ってくるの忘れた!」と、K。僕、「え?」彼
をよく見てみると、衣服は着ているけど「荷物を一切持ってない」! つまり、着替
えや筆記用具、その他もろもろの旅行用具を全て忘れて空港に来ていたのです。「どー
しよう、先生?」今から荷物を取りに帰宅しても、飛行機の時間に間に合いません。
しょうがないので家族に連絡を取らせて、荷物を小樽市内の滞在ホテルに郵送しても
らう事になりました。先生方はもちろんですが、同行した旅行会社の添乗員さんも苦
笑いしてました。「中学校から高校まで、多くの修学旅行を見てきて、色んなトラブ
ルに対処してきたけど、旅行用荷物をまるごと忘れてきた生徒は初めてです」だと。
この生徒の話は、今でも僕らの間では「レジェンド」になってます。
さて、沖縄から北海道へは直行便がないので、いったん羽田空港まで飛んでそこから
新千歳行きの便に乗り換えでした。新千歳への機内で弁当を食べ、朝が早かったので
気がついたらグッスリ寝てしまいました。生徒たちもほとんどは寝ていたようです。
  
そして….北海道が近づいてきた頃、生徒たちの歓声で目が覚めました。窓から外を
見ると、生まれて初めて見る光景に、僕も思わず「おぉ〜っ!!」となってしまいま
した。
上空から見る町一面が雪に覆われて、真っ白なんです(見慣れてる人には当たり前か
もしれませんが)! 遠くに見える山脈も壮大で、ついつい見とれてしまいました。
着陸し、空港内に入り、添乗員さんの誘導でバス乗り場に向かいました。暖房が効
いていたので少し暑かったのを覚えています。でも一歩外に出ると、一気に寒さが直
撃してきました。
その時は多分9℃くらいだったと思います。沖縄の真冬が大体14〜15℃くらいなので、
初めての寒さでした。寒いというより「寒すぎて耳と鼻が痛い」という感じかな?
バスガイドさんは「今日はまだ暖かい方だ」と言ってましたが……
僕は雪を直接見て触るのも初体験だったので、到着後の小樽市内散策では生徒たちよ
りも
はしゃいでいたかもしれません。
この修学旅行に言ったのが3月。まだまだいろんな生徒たちの「レジェンド」があ
りますが、
これくらいにしておきます。僕にとっていろんな「初体験」があった修学旅行でした。