「組織検討委員会」の論議に一石を

 熊本高生研の藤川です。
 今度の札幌大会には8月4日から9日まで五泊六日で参加予定です。今までの北海道旅行と言えば、高校空手道全国選抜大会や修学旅行の引率でしたので、今回の旅は大変楽しみです。4日の午後から5日の午前と9日の午前に観光したいと思いますが、北海道の皆さん(北海道の皆さん以外でもよろしくお願いします。)どこかいいとこを教えてもらえませんか。
 ところで「さわらび」の「2012年以降の高生研」を考えるという、西村・首藤論争を読みました。
 「議論のなかで、首藤さんはしきりに『地方の自立』を唱えた」そうですが、残念ながら「首藤先生は各ブロックの実態を知らない」のではないでしょうか。首藤先生の意見は、大阪を中心とした近畿・東海・北陸ブロック辺りには当てはまるかもしれませんが、少なくとも九州ブロックにはとても当てはまりません。なにしろ沖縄高生研からは、「九州と沖縄は物理的に距離的にあまりにも離れ過ぎているので一つのブロックとして一緒に活動するのは無理です」ということで、九州・沖縄ブロックは残念ながら崩壊しました。では九州ブロックはと言えば組織的に活動してるのは、熊本高生研くらいではないでしょうか。熊本高生研の会員に「これからは県単位ではなく、九州ブロック単位で活動しますから、会費を二千円から三千円に値上げします」と提案して、果たして賛成してもらえるでしょうか。私は悲観的です。おそらく中国も関東も東北も北海道も似たり寄ったりでしょう。
 佐藤先生の「大会連絡会は、いずれかの『ブロック総会』にくっつけて、個人参加」という意見も、「ウーム個人参加?」。これも現実が見えてない感じです。熊本高生研が今のように活発化したのは、熊本大会に向けて、船橋先生の英断により、全国委員会に向けて総計10名分くらいの補助を出してもらって、全国委員会で学ぶことが出来たからだと思います。全国高生研の財政なしには考えられなかったことです。
 ここは全体的に見て、西村先生の「全国大会は必須。毎年顔を会わせて大会を行うことで、理論は蓄積され会員の元気も生まれる。全国会費も必要。現行と同じ9000円。ただ活動状況によって(例、機関誌発行の回数が減った時など)は減額される。現行の各都道府県支部活動は継続するが、全国高生研としての各活動単位は、『都道府県』だけでなく『有志』も良しとする。全国=支部の連合体」ではない。全国的な活動は、『チーム機関誌』『チーム全国大会』『チーム基調発題』など、出来るところで、やりたい人が有志運営を行う。有志がいなくなれば、その部分は活動を休止する。自分は『チーム金庫番』を担うつもりだ。」。この「全国相互援助」という意見が妥当と思われます。私も「金庫番」は無理としても、「チーム全国大会」への参加や、「新しい全国高生研とはどんなもんだろう」ということについては、自分の意見を発信出来そうです。
 さらに様々な意見が「組織検討委員会」に集約されることを期待します。全国会員の皆さん、大いに談論風発して新しい全国高生研を創りあげましょう。