「海の日」の出来事 〜2年前、そして3年前の夏〜その2

◆ 続いて3年前の夏。07熊本大会に向けてやはり海の日に県の常任委員会を開催していました。翌08青森大会に向けて、熊本大会で「青森高生研PRコーナー」を設置することなどについて話し合っていました。
会議が終わった後、私たちスタッフは午後の強い日差しのもと、かねての計画通り、ビデオカメラと三脚を持ってある場所を目ざしました。目的地は青い海公園にある「ねぶた団地・ラッセランド」。
熊本大会でPR上映する「青森大会プロモーションビデオ」を制作するための撮影でした。土台にあげて完成したねぶたの前に8名が勢揃いし、「青森大会、待ってま〜す!!」とか叫んで、無事撮影を終了しました。
あとはビデオづくりの名手、S先生の編集に委ねられました。熊本大会へ出発するぎりぎり直前に無事完成しました。緑の八甲田の山並みから始まり、お囃子や乱舞するハネトの姿が詩情豊かに流れ、さすがS先生、素晴らしい出来映えでした。
青森高生研常任委員会には余り若い人も女性もいないので、これぞ青森の若者といえる人たちからの呼びかけメッセージも入れたいねという話から、丁度会議の日に高教組の青年部の飲み会があると
いうことで撮影してもらった若い女性を含めた青年たちの素敵な笑顔と呼びかけも素晴らしい映像になっていました。(すみません。今だから正直に言いますが、高生研の若者たちではありませんでした。青森高生研予備軍ということでお許しを。)
さていよいよ我々の出番はエンディングに登場かと期待に胸をふくらませ、じっと画面を見つめました。「出た!!」ねぶたの前で手を振っている映像がついに出ました。「やったっー!!」我々の映像が全国の皆さんに呼びかけるのだ。しかし、そう思ったのもつかの間、場面は次のシーンに。時間にして2秒あったかないか。まばたきすると見逃すくらいの一瞬の出番でした。汗を拭きながら撮影したあの苦労はなんだったのか。とは思いながら、冷静になって考えれば、監督S先生の“豊かな詩情とロマン”という作風からは、カットされても不思議のないオジサンたちの映像ではあったわけです。
大の大人でも、映像作品づくりにこんなにもワクワクするのです。困難なときほど、我々自身がワクワクすることを企画すること、そんなことの大切さをあらためて感じた夏の日の思い出です。

◆ 最後に、札幌大会「情宣」の係としてのお知らせとお願いです。
今大会は「全国実行委員会方式」による大会です。5月の全国委員会で、幾つかの係活動が全国委員によって分担されました。そのなかで、私は「情宣」に立候補しました。当初、情宣活動は原案になかったのですが、やはり大切な活動ではないかと思い、07熊本大会での「壁新聞方式」を念頭に
立候補した次第です。全国委員会では沖縄のI先生をはじめ、数名の先生方で相談をしました。
 基本的には、全体会・分科会その他、各会場および内容別に「感想文用紙」を作成し、それに参加者の皆さんに記入して頂き、こまめに回収して、“ご本人の掲示OK”のご了解を得たものだけ、用紙をインフォメーションコーナーに掲示するという方式です。加えて、「壁新聞」形式の通信も何回か発行したいと思っていますので、よろしくご協力下さい。
 そして今回は、従来の大会の個別的内容(講演、基調、分科会、交流会、総会その他)についての感想の他に、『○○からはるばる来ました・札幌大会にこんな期待をしてます・こんなことを学びたい・こんな(実践をしている)人と出会いたい・札幌のこんなところに行きたい・札幌のこんな美味しいものを食べたい…』といったような感想も書いて頂きたいなと思っています。
 受付で用紙をお渡ししますので、全体会の始まる前にちょこっと書いてみてもらえませんか。
 「情宣」は学習内容の交流と同時に、人と人の出会いをお手伝いする交流の場でもあると思っています。是非、ご要望などをお聞かせ下さい。
 それでは皆さん、札幌でお会いしましょう!!